シン・チャンネル ブログ

情弱アナログ人間ですがデジタルガジェット好きです。

自分なりにいい子になっていこうとする真っ最中~読書感想「こどもはみんな問題児」

 

今日の読書感想はこちらです。

  

こどもはみんな問題児 中川季枝子

 

最近発刊された本で、本屋で平積みされているのを見て、すぐに購入しました。

 

作者の中川さんは、あの有名な絵本「ぐりとぐら」の作者です。

作家の前は、保母さん(今は保育士というのですね。知らなかったです)をされていたそうで、その時のお話しを中心としたエッセイです。

 

父親として読んでいて面白かったです。

 

 

 どの子もみんな素晴らしい問題児

 

 

「問題児」という題名からネガティブな話かと勘違いする方もいるかもしれませんが、内容は全く違います。

 

 どの子もみんな素晴らしい問題児

 

おとなしい子どもなんていない。

 

「大人から見ると、問題ばかりおこして、ダメな子にうつるかもしれないけど、それがかわいいでしょ」ということなのです。

 

うちの子も、問題児とは思ったことはありませんが、まぁ手がかかります。

2歳の娘ですが、暴れ坊ぶりがすごいです。

 

おもちゃは投げる、机に登る、そして机から飛ぶ、急に飛びついてくる・・

書いていてもキリがないくらい暴れまくっています。

 

本人は「キャッキャッ」言いながら遊んでいますが、こっちは怪我をしないか、下の子にぶつかりはしないかと心配で、目が離せないです。

 

こちらのそういう気持ちを娘も感づいているようで、それをもて遊ぶようにわざと走り回ったりします。

 

まぁ、そういうところがかわいいとも思いますし、そもそも元気なほうがありがたいです。

 

子育てとは気をもみながら楽しんでいくものなのかもしれないです。

 

一日相手すると結構疲れますけど・・

 

 

 自分なりにいい子になっていこうとする

 

 

本の一節です。

 

そもそも子どもというのは欠点だらけで、自分なりにいい子になっていこうと悪戦苦闘の真っ最中なのではないでしょうか。だから、純情でかわいいのだと私は思います。 

 

 

「いい子になっていこうとする真っ最中」なんてことは考えたことがありませんでした。

 

注意してもやめないことが多いですし、そもそも「いい子」になろうとは思ってなくて、自分が楽しいと思ったことを本能のままにしているだけと思っていました。

 

しかし、この本を読んで気づいたのですが、最近上の子が下の子に接する態度が変わってきているように思います。

 

最初は、下の子が自分のおもちゃを触っていると「だめ」と突き飛ばしたり、叩いたりしました。

 

また、二人で遊ぼうとしても、強く背中をたたいたり、無理に抱っこしようとして、下の子を泣かしてばかりでした。

 

「だめだよ」とそのたびに注意しましたが、上の子が下の子に近づいたときは「またなんかやるんじゃないか」と注意して見るようにしていました。

 

しかし、最近は、下の子への触り方がやさしくなってきています。

 

自分で「やさしく、やさしく」といいながら、背中をさすったり、泣いていたら「どうしたの?」と聞きに行くようなりました。

 

二人で一緒におもちゃで遊んでいたり(下の子はなめてばかりですけど)、並んで「アンパンマン」を見ていたりします。

 

いい子になったというよりかは、下の子が娘にとって「特別な存在」になってきたのかなと思います。

 

最初は注意することが多かったですけど、じきに自分で気づいていくのだなと感心しました。

 

子どもなりに感じることがあって日々考えているのだなと思い、親として感慨深いものがあります。

 

 

この本は父親として参考になる話が多く、読んでいて付箋を貼りまくりました。

 

f:id:nonbirihappy:20150902094735j:plain

 

 

保育園に子どもを預けている人は、保母さん目線からの子どもの様子や接し方がわかると思います。

 

子育て中の方は読んで絶対に損はない本です。

 

 

子どもはみんな問題児。

子どもはみんな問題児。