シン・チャンネル ブログ

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謎解きのレベルが高い~映画「放送禁止」感想

 

 

今日の映画感想はこちら

 

放送禁止

 

これもHuluで観ました。

なんかサスペンスものが観たいなぁと思って検索していたら出てきました。

全く知らなかったのですけど、話題作と出ていたので観てみました。

 

 TVが先のようです

 

作品紹介はamazonより引用

深夜に放映され、瞬く間に話題を集めたフェイクドキュメンタリーシリーズの劇場版。復讐を代行する闇のサイト“シエロ”の存在を突き止めた取材班。スタッフらは早速シエロの管理人・七川ラムと接触し、復讐の一部始終に密着することになるのだが…。

 

フジテレビの深夜番組の劇場版とのことで、TVから先に話題になったようです。

わたしは全然知りませんでした。関西では放送してなかったのかも。

 

話題作、問題作とかなり煽った宣伝文句でHuluでは紹介されてましたが、確かにストーリーはかなり引き込まれる展開でした。

 

報道記者が自分のカメラで撮ったもので話が進んでいき、素人が撮った映像という感じなので、本当のドキュメンタリーぽいです。

 

ただ、インタビューでの受け答えがときどき「素人がそんな言い回しはしないだろ!」というものがあって、そこのところはある意味興冷めでした。

とって付けたようなセリフがあったりして、その点は残念でした。

 

サプペンスで背中がぞくぞくする感じで話が進んでいきますが、実際には怖いシーンはほとんどありません。

唯一わたしが目を覆ったのは、女性の顔を切り刻むというシーンです。

しかし、グロでは全く無く、実際に切るところは映りません。ビデオには写っていないが、そうようなことをしようとしているというシーンだけです。

それだけでも気色悪かったです。

 

 

 以下ネタバレあります

 

復讐サイト名「シエロ」が江口の名前から来ていることは早くからわかりました。
しかし、取材者が神野のお兄さんとは最後まで全く気づかなかったです。
というか、想像もしてませんでした。
 
神野のお兄さんはどうしたのだろうと思っていましたが、まさか最後に出てくるとは。
ラストで解毒剤を捨てたときに「あっ、この人がお兄さんだ!」ってなりました。
 
しかし、最後女性を殺してしまいますけど、あれが本当の妹だったのですね。

ずっと仮面を被っていたことで気づかなかったということなのでしょう。
しかし、あの兄はいつから妹の話が取材とつながっていると気づいたのでしょう。
それとも、最初からそういう予感を感じて取材を続けていたのかもしれませんね。
 
ストーリー冒頭の最初の取材時に「選択の余地は無い」と仮面の女が言っていたのは、実は兄と気づいていたからなのかもしれません。
最後に妹だと名乗るつもりだったのでしょうか。
 
ただ、死んだと思っていた人がそうではなく、生きている人と入れ替わっているというオチは、ミステリーにはよくあることなので、そのへんはちょっとありきたりですね。
 
最後の最後に流れる映像で、かなりの真相がわかりますけど、ハンドルネームのことは分からなかったです。
「シエロ」と同じ細工だったのですね。
 
ラストのニュースで、兄も死んでましたが、彼は自害したのでしょうね。
自分の手で実の妹を殺してしまったのでしょうから。
 
しかし、わからないのはラーメン屋であった女の人です。仮夫婦の妻役をした人です。8ミリビデオはどうしてあの女の人が持っていたのでしょう。
ここが一番のミステリーですね。
ググッてみましたけど、いろいろな意見がありました。
「実はふたりとも生きていた」とか、「あれが妹だった」とか、「最後の刺したのはその女性だった」とか。
 

 

謎はかなり凝ってあるようで1回観ただけではわからないようです。

しかし、正直なところ、もう一回観て確認しようという気持ちにもならないです。

1回見たらもういいかなってところです。

それより、パート2があるようなのでそちらを観てみようと思います。

 

仮面の女とかが写っていてかなり怖い感じがしますが、ストーリーはミステリーの謎解き要素のほうが強いので、それほど怖くないです。

謎解き系の好きな人には楽しめると思います。