楽しんで学ぶ~読書感想『超訳 ニーチェの言葉』
今日の読書感想はこの本からです。
哲学者ニーチェの著書から言葉を抜粋し収録した本で、分厚いのですが1ページひとつの言葉が載っていて、意外とスラっと読めます。
楽しいから気になる
本の中で気になった言葉です。
『楽しんで学ぶ』
大人であっても、遊ぶ楽しさを通じて何かの達人になっていくのだ。
「楽しい」というのは、何かをするときの大きな基準なのではないでしょうか。
わたしの場合、子どもと遊ぶことが楽しいですし、家族でのお出かけも楽しいです。
他には、本を読むのも楽しいですし、スマホやPCを触るのも楽しいですし、仕事の打ち合わせで人と話をするのも楽しいです。
楽しいから続けることができて、続けることで「これって何かな?」という疑問点がうかんで、それについて調べることで新しい知識が身につく、こういうことの繰り返しなのかなと思います。
わたしはよく子どもと公園に遊びに行くのですが、日陰で休憩する場所が案外少ないことに気づきました。なので、休憩場所にもなる小さめの簡易型テントを購入しようと思っています。丈夫で軽くて持ち運びがしやすいものを探していろいろと調べているところです。ですので、いまテントについては詳しいほうです。実際、購入して使ったらもっと詳しくなるでしょう。
楽しく遊んでいるうちにいろんなことを知るようになるというのはこういう感じではないでしょうか。
いま書いていて思いましたが、ブログのカスタマイズもそうですよね。
楽しいからブログを書いたり、読んだりしている。他の方のブログを見て「自分もこういう表示にしたい」と思う。調べていろいろしているうちに、カスタマイズの仕方が身についてくる。
楽しいから続けているといろいろな経験ができる。そして、その新しい経験からまた新しい楽しみが始まる。こういうサイクルができてくるとやっていることが本当に楽しくなってくるでしょうね。
やっているうちに楽しくなる
ただ、「楽しい」かどうかの基準だけで、行動を決めてしまうのもどうかと思うところもあります。
以前読んだ本に載っていた言葉です。
絵がわからないから美術館に行かないのではなく、美術館に行くから絵がわかってくるのだ。いまの価値のみで判断するのは視野を狭べることになる。
新しいことを始めるときに、興味がなかったらはじめようとは思いませんよね。
そんなときに、上の言葉を思い出します。
興味がなくても、知らないことや見たことがないことなら、一度は経験してみてもいいのかなと思います。
場合によったら勇気のいることかもしれませんが、経験してみたら意外とおもしろかったなんてことがあるかもしれません。
わたしの場合、奥さんの付き添いでシュガークラフトの展示会に行った時に思いました。それまでシュガークラフトなんてしっかりと見たことはなかったのですが、細かいところまで精巧に作られていて、「すごいな~」と見入ってしまいました。それ以来、年に一回あるその展示会にはなるべく付き合うようにしています。
自分が知っている世界なんて小さなものです。
興味がなくても、深く考えずに流れにのってみてもいいのではないでしょうか。
結局楽しんでいる人がいちばん
「楽しい」というのは気持ちの問題なので、人から言われてつくられるものでもないですし、変わるものでもないのかもしれません。
でも、楽しんで物事をしている人からは、はたから見て「この人楽しんでるな~」というのは伝わってきます。
楽しんでいる人のところに、楽しみ事はやってくるなんて言葉もありますしね。
これからも、楽しいことは自分でつくっていこうと思います。
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