シン・チャンネル ブログ

情弱アナログ人間ですがデジタルガジェット好きです。

YouTubeで【マルサの女】を観ましたという話

 

YouTubeで見かけたので久しぶりに見てみました。

 

 

マルサの女

 

税務調査を題材にした映画です。

 

 マルサは悪質な脱税を取り締まる

 

脱税をしているものと、それを取り締まる国税局査察部、通称「マルサ」との、税務調査をおもしろおかしく表現している映画です。

 

クライアントから税務調査について質問があるときに、よく話題に出てくる映画です。

税務調査となると、この映画のイメージが強いようです。

 

ただ、映画の題材になっている「国税局査察部」は、悪質な脱税を取り締まる特別の部署ですので、一般の税務調査とはやり方が全然違います。

 

朝、いきなりピンポンがなって、「査察部です」と一斉に調査にくるなんてことは、よほどのことがない限り無いです。

そういう調査があったのは、わたしの10年近くの経験上1回だけです。

それも、都合が悪いということで帰ってもらいました。

 

普通の調査は、事前に連絡があり、希望日をすりあわせます。

映画では150人体制で調査をしていますが、通常は2名程度です。

 

実際に査察部の調査を担当したことはありませんが、映画ですので誇張している部分もあると思います。

 

 

 今とは違う

 

 

この映画は1987年公開ですので、もう21年前になります。

かなり古い感じはしました。

 

あと、おじいさん税理士が出てくるのですが、これが情けない(泣)

税務調査に対して、どっちつかずなことしか言わず、最後には納税者から「お前はどっちの味方だ!」なんて怒鳴られてしまいます。

すると、その税理士は「お前とはなんだ!お前なんて言われる筋合いはない!!」となって言い争いになります。

「そこにキレるの?」と思って、見ていて悲しくなりました(笑)

 

税理士のイメージってそんなものかもしれません。

もしかして今も変わっていないかもしれないです。

実際、平均年齢はかなり高めだし(笑)

 

今とは法律が違うので、映画と同じようなことはまず無いでしょう。

税務署員への暴言はいまはまずいでしょうね。公務員に対する暴言、特に威圧と取れるものはいまは厳しく対処されます。

 

税務調査の参考というにはあまりにも古いのでオススメしませんが、久しぶりに見るとおもしろい映画でした。

 

 

 

 

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