ラストが印象的~映画「インファナル・アフェア」感想
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インファナル・アフェア
「何を今更」感がしますが、観たことが無かったのです。
Huluで観ました。
もっと騙し合いが
やくざに潜入した刑事、刑事に潜入したやくざの手先、この二人がお互いの素性がバレないように、味方へ情報を流していく。
ヤクザへは捕まらないように、刑事にはヤクザの犯罪行為を、お互い知らせ合います。
まずは、この設定がおもしろいですよね。
ヤクザの取引シーンでお互いが情報を送り合うところは、静かに進んでいきますが展開はドキドキでした。
その時は結局、刑事に潜入したヤクザの手先のほうが上手でしたが、今思うと最後まで手先のほうがずっと勝っていたように思います。
違う言い方をすれば「頭が良かった」ということです。
しかし、お互い5年以上潜入している設定なのですが、よくバレなかったなと単純に思います。
ただ、もっと潜入している者同士の騙し合いがあるのかと思いました。
案外少ないですね。
騙して騙し返して、裏の裏を読んで、みたいな展開がもっとほしかったところです。
全体的に展開が早いので、観ていて飽きませんでした。
やはりラストが
この映画の醍醐味はやはりラストのエレベーターだと思います。
エレベーターの中で手先がとっさに判断したこと、これが一番の盛り上がりポイントですね。
あのラストは予想してませんでした。
直接対決の時に、尾行していた刑事がいました。
この最後に尾行していた刑事が出てきたことも大きなポイントでしたね。
それまでのシーンでも何度か出てきてましたが、最後にあんなポジションの人とは。
ネタバレになりますけど、結局は警察に潜入した彼が勝利を手にしたということですね。
やはり彼は「頭が良い」です。
でも、フィアンセにはCDで正体をバラされたのだから寄りを戻すことはできないですね。
彼も多くのものを失ったということでしょうか。
お互い身分を隠しての展開だけでなく、お互いの素性がわかってからも楽しめます。
そして、ある意味衝撃のラストです。
おもしろい映画でした。